先日ウェブサイト制作のお手伝いをしている四国霊場第八十七番札所である長尾寺で懐石料理をご馳走になりましたのでそのレポートです。
長尾寺の説明は公式サイトに譲ります。
点心料理は長尾寺本坊膳所にて月に5回程度提供されています。日本庭園を愛でながら、住職の奥さんの旬の野菜をふんだんに用いた創作料理を堪能できます。
こちらが膳所の南側の風景です。
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北側にも日本庭園があります。
以下、10月の菜懐石で出された料理です。
「胡麻豆腐 旨みだし わさび」です。
旬盛の「りゅうきゅうと万願寺やきびたし 菊 小松菜黄粉和え 柿田楽」「人参ウサギ 甲子豆の山葵昆布巻き」「道明寺麹田楽 ひょうたん高野 丸十いちょう」です。
人参のウサギが見た女性陣が「カワイイ!」と声を上げていました。
椀の「山芋と銀杏 しいたけ旨煮 おかひじき りゅうきゅう 柚子」です。
油の「茄子の醤油麹揚げ 辛子蓮根 菊菜 里芋甘味噌」です。
写真では見えませんが、茄子と里芋の奥に隠れている辛子蓮根が絶品でした。ほくほくとしてそれでいて旨みがじっくりと染みこんでいて、一口目ではとても蓮根とは思えないほどでした。あとで聞いたところによると3日も煮ていたそうです。
油の「人参 さつまいも 栗 甲子 しいたけ 湯葉 空也蒸し 菊銀餡」です。
いろいろな味が絡み合っていました。普段食することがまずない料理です。
菜の「浅漬け 二杯酢」です。
御飯の「かやくごはん たくあん 昆布」です。
蕎麦の「大根 水菜 がごめ昆布 旨みだし」です。
最後に甘物の「甘酒羹 林檎 葡萄 イチジク 甘納豆入りおはぎ」です。
甘納豆入りおはぎは長尾寺の名物です。
以上で料金は税込み¥3,500です。正直少々お高いですが、懐かしさを感じさせる落ち着いた雰囲気の中、手入れの行き届いた日本庭園を眺めながら、一品ずつ提供される料理に舌鼓を打つというのもたまにはいいものです。県外からの友人をもてなす際や自分へのご褒美にいかがでしょうか。
別の間でお茶を頂くこともできます(別料金)。