日本円→マカオ・パタカと香港ドル

先日インドネシアルピアへの両替について書きましたが、年末年始に訪れたマカオと香港についても当時の資料を調べてみました。(今回は両替の話ではありません。)

その前に両地域の通貨事情を見ておきましょう。
どちらも20世紀末に中国に返還されていますが、独自の通貨を発行・使用しています。
マカオはパタカ、香港は香港ドルです。
価値はほぼ等価で(実際はパタカの方がほんの少し価値が低い)、マカオでは香港ドルがそのまま使えます。流通している通貨もほとんどが香港ドルのようです。一方で、香港ではパタカは使用できません。女人街で買い物しているときに間違えてパタカ紙幣を渡すと怪訝そうな顔をして突き返されました。マカオで使い切るのを忘れていたため、結局今でも手元にあります(苦笑)。

20tapacas

本題へ。
まずはマカオ・パタカです。
1 クレジットカード(JCB)によるキャッシング
2,000パタカ=31,090円 → レート@¥15.545(12/31)
金利込み(年率18%、返済期間27日)で見てみると、
2,000パタカ=31,502円 → レート@¥15.751

2 クレジットカード(MASTER)によるショッピング
適用レート @¥15.278(1/1)

次に香港ドルです。
1 クレジットカード(JCB)によるキャッシング
400香港ドル=6,218円 → レート@¥15.545(1/3)
金利込み(年率18%、返済期間55日)で見てみると、
400香港ドル=6,386円 → レート@¥15.965

2 クレジットカード(MASTER)によるショッピング
適用レート @¥15.715(1/3)

キャッシングとショッピングで別ブランドのカードを使っているので、キャッシングとショッピングの比較というよりはカードのブランドによる比較となってしまいました。なぜかJCBはパタカと香港ドルのレートが一緒でした。そのためマカオはマスターカードによるショッピング、香港は繰り上げ返済すればJCBによるキャッシングがお得という結果です。ただ繰り上げ返済は電話と振込という手間を考えると額が大きくなければあまり意味がありません。

ちなみにこの旅行では、現地で日本円を現地通貨によく換えました。あくまで記憶ですが、¥10,000が610~640香港ドルになりました。レートで言うと@¥16.393~15.625です。香港国際空港フェリーターミナルの換金率が悪いのに対して、香港の女人街での換金率がとても良かったです。

レートではピンとこないので、日付とカードブランドを無視して10,000パタカが何円に相当するのか見てみましょう。
キャッシング ¥157,510
ショッピング ¥152,780

10,000香港ドルは次のようになります。
キャッシング ¥159,650
ショッピング ¥157,150
現地両替   ¥156,250~¥163,930

結論として、マカオでは現地両替、キャッシングは最小限にしてカードショッピングを楽しむのが良かったようです。一方香港では、あまり気にすることなく必要に応じて現金を入手したりカードを利用するのが良かったようです。

これはあくまでも私の過去の利用歴に基づく結果ですので、時・場所・カードブランドにより変わっていたでしょうし、この先も変わるでしょう。