オリコ(Orico)カードの海外キャッシング@上海

上海には至る所にATMがあります。地下鉄の駅には必ず設置されているのを見ていたので、いつでもどこでも現金を引き出せるだろうと思っていました。

それでまずは試しにと七宝の地下鉄の駅にあるATMでキャッシングを試してみました。カードはマスター(Master)ブランドのオリコカードです。しかし、うまくいきません。カードを受け付けてくれません。海外ではよくあることなので、仕方ないかとここではあきらめました。

その後は観光に夢中になり、現金もさほど使うことなく過ごしたので、そのままホテルのある南京東路へ向かいます。歩行者天国の真ん中(実際は少しずれてますが)にATMがあったので再チャレンジです。しかしここもカードを突き返されました。

ホテルの向かいにもATMが数台並んでいたので試してみました。しかし中国語しか表示されずよくわかりません。適当に操作してみましたが、キャッシングには至りませんでした。ひょっとして時間が遅かった(22時以降)のでできなかったのかもしれないと考え、今日の所はあきらめました。

一応宿泊している3つ星ホテルで両替できないか尋ねてみましたができないとのこと。ガイドブックに書いてあったとおり4つ星以上でないと無理のようです。

さて翌朝です。まだ150元以上ありますが、現金しか受け付けないところが多いのでさすがに心配です。ただ昨日は気づかなかったのですが、銀行がいくらかあるようです。話のネタに窓口で両替してみたかったのですが、営業時間は9時からです。時計を見るとまだ8時前。早めに移動したかったのでATMにまたまたチャレンジです。

まずは昨日の夜もやってみた中国工商銀行のATMです。中国語表示でも大丈夫なようにガイドブック片手に再挑戦です。まずカードを挿入します。何か表示されましたが、受け付けてもらえたようです。しかし、「引き出し」に相当する語句が見当たりません。「残高確認」しかありません。時間が原因ではなかったようです。ここでもオリコカードは使えません。

実は今回普段とは違う財布を持ってきていて、クレジットカードを2枚入れてきたのですが、もう一枚が国内専用だったのをすっかり忘れていました。そのためキャッシングはオリコに頼るしかありません。

仕方なく別のATMを探しながら駅に向かっていると、中国建設銀行というのが見えました。もちろんまだ営業していませんがATMは使えるようです。ここで下ろせないとまずいなぁと思いながらまたチャレンジです。ここもカードは受け付けてくれましたが…お、今度は「引き出し」という意味の中国語があります。それを選ぶと金額を選ぶ画面が出てきました。500を押すと、無事500元ゲットです。助かりました。

そして先日オリコから利用明細確定のメールが届きましたので、ネットで確認しました。500元の融資利用元本額が7,771円(10月29日換算レート/15.542円)です。利息が15%で92円。あとは、その他108円とあります。どうも手数料を取られるようです。1万円以下は108円、1万円超は206円が利用者負担です。ということでトータル7,971円、1元あたり15.942円となりました。

現金を替えるよりはレートが良かったのでしょうが、ATM利用料負担+繰り上げ返済不可という点でオリコカードのキャッシングは顧客ファーストではありません。おそらくキャッシングでは二度と利用することはないでしょう。

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