上海旅行で便利だったオフラインで利用できるアプリ

海外旅行に行くとまず初めにsimを購入するのが通例となっています。しかし、中国は金盾(グレートファイヤーウォール)というインターネットの検閲システムによりgoogle、facebook、instagram、lineなどのサービスが利用できません。ですのであらかじめ日本国内で香港simをゲットしてから渡航するというのが一般的となっているようです。それに倣ってAmazonでsimを注文したのですが、間に合いませんでした(家を出て数時間後に届いたようです)。追跡サイトを見ていても間に合いそうにないというのがわかりましたので、現地でのsimなし&アプリのダウンロード不可を覚悟して旅行前にオフラインで使えそうなアプリをダウンロードしておきました。そして実際現地で役に立ったアプリを紹介します。

  • 百度地图(baidu map)
    中国のネット企業Baiduが出している中国版google mapsです。google mapsより優れている点は、情報が新しいこととオフラインで使用できることです。当初旅行の予定を立てる際にはgoogle mapsを使用していたのですが、地下鉄13号線がありません。今回訪れる予定だった上海自然博物もありません。おそらくgoogleが中国から撤退した2010年で更新が止まっているのではないかと思われます。そこでまずはPCで百度地图を利用してみました。するとgoogle mapsそっくりで見やすいのです。情報も最新です。これがアプリで利用できればと探してみるとありました。早速インストールです。これを入れていれば金盾(グレートファイヤーウォール)にも引っかかることなく地図の利用が出できます。ただ、ネットにつながらない環境では困ります。それでもう少しネットで調べてみると、どうやらオフラインでの利用が可能のようです。

まずはgoogle playからダウンロード。「baidu map」で検索してください。
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アプリを立ち上げて、左上の人マークをタップします。何かいるのはハロウィーンの時期にスクリーンショットを撮ったからです。
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次に「离线地图」をタップします。「オフラインマップ」の意です。
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次も同じく「离线地图」です。
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ここではすでにタウンロードしているマップが表示されています。「全球基础包」は「地球全体の大まかな地図」です。それと「上海市」を入れています。今からの人は何もないと思います。「城市列表(都市リスト)」をタップします。
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ここで必要な地図をダウンロードします。「全球基础包」は必ず入れてください。「国际/港澳台」では他の国や香港・マカオ(澳門)・台湾のデータがあります。
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試しに香港のデータを入れてみましょう。
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ダウンロード途中の画面です。終了するとオフラインで使用できるようになります。
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この地図は旅行中本当に便利でした。今までは海外旅行中のオフラインマップとしてMAPS.MEを使用していたのですが、これだと地下鉄の路線がわかりません。地下鉄での移動を考えていた身としては非常に不便でした。それが百度地图だと路線が非常にわかりやすく、駅の出口も細かく載っていました。また情報が詳細なので建物や店の位置もよくわかりました。現地の文字(簡体字)で表示されているのもメリットの一つでした。MAPS.MEで英語や日本語で表示されていても、現地では簡体字のみの表示が多かったからです。中国旅行では外せないアプリでしょう。

 

 

  • 上海メトロ
    これもよく利用しました。最短経路、時間、運賃を教えてくれます。
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駅は路線図で選ぶのが楽でした。
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こんな具合に表示されます。
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最短経路はぱっと見でだいたいわかるのですが、時間を教えてくれるのが助かりました。今回は1日乗り放題パスを利用していたので気にすることはなかったのですが、運賃情報もうれしい点です。上海で地下鉄を利用を考えている人には必須のアプリです。