PICTY900をwindows10で使用

picty900

PICTY900とは前世紀末(1998年)にNECから発売されたプリンタです。そこそこの印字スピードで、普通紙にカラー印刷しても当時は結構見られたものでした。インクカートリッジにプリンターヘッドが付いているので、カートリッジ交換ごとにヘッドが新品になります。ですのでヘッドのトラブルがあまりないことを売りにしていました。また、当時では珍しい顔料系インクを黒に採用していましたので、普通紙に印刷してもにじみがなくきれいに印字できました。

確か自分が使っていたPCのOSがwindows95か98の時代に購入したはずです。販売店(家電量販店)では隣にOEMの元であるHPのDeskjet 880Cが売られていました。(なぜPICTYを選んだのかは覚えていません。)

XPの時代になっても特に問題もなく使用していたのですが、日本のプリンタの写真印刷の技術が向上しEPSONかCANONのプリンタを試してみたくなったので前者を購入し、PiCTYは御役御免となりました。

その後、親のプリンタが壊れたというのでPICTYを再登板させました。当時のPCはVISTAで、NECのサイトを見るとPICTY900は対応していない(ドライバがない)とありました。しかし、ググるとHPの880/882Cにはvistaに対応したドライバがあるようです。そこでそれをインストールすると見事動きました。

そして年月が流れ、windows10の時代へ。昨年、親がPCを買い換えたため、またドライバのインストールです。さすがにもう無理かとも思ったのですが、ググるとwindows7では動作しているようです。ということは大丈夫でしょう。早速やってみましょう。

まずはUSBでつなぐとPICTY900は周辺機器として表示されますが、不明なハードとなります。やはりドライバがないからですね。そこで「設定」→「プリンターとスキャナーの追加」→「プリンターが一覧にない場合」→「ローカルプリンターまたはネットワークプリンターを手動で追加する」→「既存のポートを使用」で「USB」と書いてあるものを選択。ここでようやくドライバのインストールになるのですが、ここでプリンタの一覧を探してもDeskjet 880Cの名前はありません。「Windows Update」をクリックして数分待つと追加されます。「製造元」で「HP」、「プリンター」で「HP Deskjet 882C」を選びます(880Cと882Cの違いはわからないのですが、ドライバは共通のようです)。そうするとインストールされて、PICTY900が動き出します。すでに18年も前の製品なのですが、まだ現役で稼働しているのは驚きです。

882c_driver

ところでなぜ今この記事を書いているかというと、先日親のPCのwindows10がanniversary updateをしました。それでプリンタが使用できなくなったと連絡があり、見てみるとプリンタ一覧からHP 882Cがなくなっていました。そこでもう一度インストールし直したわけです。ひょっとすると同じようにPICTY900をまだ使用している人がいるかもと思い、参考になればと書いたわけです。