懐かしの黒電話をひかり電話で使用

10数年前に黒電話をリサイクルショップで購入しました。

しばらくは普通の電話機と併用していたのですが、場所をとるので引退させました。それ以降はオブジェとなっていました。

先日嫁さんと子どもで次のような会話があったそうです。

嫁さん「どうして警察への電話が110か知ってる?」

子ども「知らない。」

嫁さん「昔の電話はダイヤル式で、最初の2桁は速くダイヤルが回せるように1で、最後の0を回している間に気持ちを落ち着かせるから110なんだよ。」(真偽不明)

子ども「ダイヤル式の電話ってどんなもの?」

そして嫁さんがオブジェとして飾ってあった黒電話を子どもに見せるとずいぶん驚いていたそうです。

それを聞いて子どもをもっと驚かしてやろうと思い、黒電話を復活させることにしました。

と言ってもやることは簡単です。以前使用していた時に黒電話のコードの先にモジュラーコンセント(モジュラーアダプタ)を取り付けていたので、今の電話機のモジュラーケーブルをそこに差し込むだけです。

唯一の心配事は光電話(ひかり電話、光でんわ)だという点です。インターネットの光回線を使用したIP電話ですが、信号はどうなっているのでしょう?わからないので試してみます。

携帯から自宅に電話をかけます。そうすると「ジリジリジリンッ」と比較的大きな機械音が鳴ります。電子音でないのが新鮮です。

重い受話器を持ち上げると、あれ、何も聞こえません。しかも携帯の方はまだ呼び出し音が鳴っています。使えないのか?

今度は逆に黒電話から携帯にかけます。最初の3桁(090)が面倒です。トータルでも11桁!無茶苦茶手間です。

回し終えて一呼吸あった後に携帯が鳴りました。出てみると繋がっています。かけるのは大丈夫のようです。

もう一度携帯→黒電話にかけます。受話器を取っても先ほど同様繋がりません。唯一黒電話で出来る操作であるフック(受話器を置く白いところ)を押してみます。そうすると繋がりました!

これで使用できることが確認できましたので、普通の電話機と2台体制にします。そうしないとナンバーディスプレイや留守番電話機能が使えないからです。

壁のモジュラーコンセントに二股(モジュラー2分配コネクタ)を挿して、一方を黒電話に、もう一方を普通の電話機に繋げます。

これでもう一度携帯から家に電話します。すると黒電話が先に鳴り、続いてもう一方の電話が鳴りました。黒電話の受話器を上げると、繋がりました。なぜかはわかりませんが二股で分けていると黒電話の受話器を上げるだけで繋がるようです。これで使い勝手が良くなりました。

子どもに黒電話がちゃんと使える旨を伝えると、感動してすぐに遊びの約束を取り付けるべく黒電話を利用してました。ただ、最近は固定電話を引いていない家庭もあり、携帯に電話をする際にはプッシュホンを手にしていました。11桁も回すのは珍し好きの子どもでもやはり面倒なようです。

【2018年6月9日追記】
懐かしの音を聞けるよう動画をアップしておきます。

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