Redmi Note 4のカメラマニュアル化計画、まだあきらめることができません。ホワイトバランスとISOしか設定できないなんてとてもマニュアルとは言えません。
そこでMIUIのフォーラムをチェックしていたのですが、次のようなスレッドがありました。
[Tools, Tips & Tutorials] Camera MOD for Redmi Note 4 Qualcomm / 4X (MIDO) MIUI 8.2.4.0 7.4.6
Redmi Note 4のSnapDragonバージョンと先日発売されたばかりの4X向けのmodです。MTKバージョンには対応していないようです。ダメ元で制作者の黃子强さんにフォーラム上で連絡を取り、MTKバージョンの制作をお願いしました。そうすると「協力してくれたらやってみる」という嬉しい返事をもらいました。
ただ、協力すると言ってもバードウェア関係のプログラミングはさっぱりわかりません。何をすればいいのかと尋ねると、「テストしてくれるだけでいい」ということでしたので、喜んで協力を申し出ました。
比較のためオリジナルのカメラとビデオのスクリーンショットが見たいというのでそれらを送ると、翌日にはmodがアップされました。
期待半分不安半分でそれらを焼いて立ち上げると、なんとFocus(ピント)とExposure Time(シャッタースピード)のマニュアルモードが追加されているではありませんか。
早速試し撮りです。シャッタースピードを1秒にしてみます。
そしてシャッターを押すと、あれ?とても1秒間もシャッターが開いていたようには思えない感じです。写真を見てみると、全く手ぶれしていません。
EXIFを見てみます。
シャッタースピードが1/50秒となっています。
ピントも試してみましょう。無限に近く(遠方に)してみますが、どう見ても目の前の観葉植物にピントが合っています。
かまわず撮影します。ちなみにマニュアルで設定したシャッタースピードは1/4です。撮れた写真がこちら。
綺麗に近くの葉にピントが合っています。EXIFを見てもシャッタースピードは1/50秒です。
マニュアルの設定はできるのですが、反映されていません。失敗のようです。
この結果を写真と共に制作者さんに送りました。「Xiaomi機にはもともとマニュアルモードがあり、廉価機ではそれを隠しているだけなんだけどSnapDragonとMTKでは制御しているところが違うようだ」と返ってきました。
Videoモードや使用しているROMのことなど何度かやりとりをしたのですが、最終的には「MTKバージョンではこれ以上何もできないようだ」と言われてしまいました。黃子强さんにいろいろやってくれたことに対する感謝の言葉を述べて、やりとりは終了しました。
結論としてSnapDragonを搭載しているXiaomi機はマニュアルモードを追加することが可能ですが、MTK搭載機は無理ということです。今のところ。