仁淀川でラフティング(ラフティングは名ばかりでほとんど水遊び)

ゴールデンウィークにはほぼ毎年高知県に出かけている我が家ですが、今年は珍しく前半に行きました。というのも後半のアクティビティの予約がほとんど取れない状態だったからです。

次男にカヌーとラフティングどちらをやりたいと尋ねると、ラフティングと答えたので調べてみました。有名どころは吉野川の大歩危小歩危辺りで行われているラフティングです。多くの会社があり選び放題なのですが、共通していることが一つあります。それは中学生以上ということです。

小学生が参加できるラフティングもあるのですが、ファミリーツアーやラフティング体験と銘打っている穏やかな流れのところで水遊びするツアーのようです。

バリ島のそこそこ激しいラフティングを経験している子どもにとってはそういうのは不満だそうで、別の場所で小学生でも参加できるツアーを探しました。

すると清流で有名な仁淀川でラフティングのツアーが2つありました。リバークルーズスノーピークおち仁淀川です。

どちらも「中学生以上」という文言はありません。しかし前者は、

自然の癒しがいっぱいのコースをのんびり優雅に川を下っていきます

後者は、

3歳児のお子様や初心者の方も参加いただける内容です。

とあります。

吉野川で多くの人が本格的なラフティングを楽しんでいる姿を横目にのんびり水遊びするのは嫌なので(実際同じ所にいるかどうかは知りませんが)、楽しめるかどうかはわかりませんが仁淀川のツアーにします。(仁淀川にしたのはもう一つ理由があって、無料のキャンプ場が多いことです。)

まだ気温はそんなに高くないだろうということで午後のツアーを探しましたが、後者はすでに予約が一杯。前者は電話予約ということで、電話するとまだ空きがあるということなのでそこにしました。道の駅の入浴券付きというのも魅力の一つです。

そして当日。早々とキャンプ場に行きテントを設営した後、受付のある「道の駅・土佐和紙工芸村くらうど」へ行きました。

料金は大人3人+小学生1人で¥22,920(春割適用)でした。

支払い後、道の駅の建物の隣にあるリバークルーズで保険加入の書類を記入します。

まだ時間が早かったので道の駅で暇つぶしです。その時の様子からすると当日カヌーやラフティングの申し込みをしている人も多そうでした。

そして集合時間の12:50にまた行くとそこそこの人数が集まっていました。家族連れが1組と若い男性集団が1組でしょうか。

まずはウェットスーツ(袖無しのワンピース)のサイズ合わせをして着替えです。男性はパンツだけ履いてその上からウェットスーツを着ている人がほとんどでした。我が家は上はラッシュガード、下は水着です。

着替えが終了して外に出ると、ウェットスーツの上着を渡されました。「着る必要あるのですか」と尋ねると、「水遊びしますよね。でしたら着てなかったら寒いですよ。」と言われたので着ました。無茶苦茶暑いです。その上からライフジャケットを身に着けてヘルメットをかぶります。これで準備万端です。

ツアー参加者が2台のバンに分乗して出発です。5分も走らないうちに車が止まります。名越屋沈下橋が出発地のようです。

沈下橋の上で出発前の写真を撮影して橋の下に移動します。ボートが4艘浮かんでいます。それを見ると気分が盛り上がってきます。

気づいたら人数が倍くらいに増えていました。当日ギリギリで申し込んだ人たちでしょう。いよいよ説明を聞いて乗り込むのかと思いきや、まずは沿岸で水遊びだそうです。水に慣らす目的でしょう。ウェットスーツを着てすでに暑かったのですが、水は冷たいです。とてもすぐに全身を水に浸けようという気にはなれません。しかし若者たちは数名飛び込んではしゃいでいました。

5分後くらいに岸に集合がかかります。ようやくインストラクションの始まりです。ここで衝撃の事実が。わずか2kmの距離を2時間かけて進むそうです。しかも途中休憩を挟むとのこと。ガイドいわく日本一流れの緩やかなラフティングだそうです。この時点で一般的なラフティングを諦めました。パドルの握り方やボートから落ちた際の対処の仕方を聞いた後、ボートに乗り込みます。

今日はボート4艘で我が家はもう1家族3人と一緒に乗ります。出発してすぐにボート同士での水の掛け合い合戦スタートです。

どうやらこのツアーは水遊びがメインのようです。少し進んだところでは飛び込んで構わないということで子どもたちが水の中に飛び込みました。

次に瀬を進みますが多少揺れるくらいで水がかかることもなくボート内に一滴も入ってきません。ちなみにレンズの水滴は水の掛け合いで付いたものです。決して波が付いたものではありません(苦笑)。

また遊び可の地点ということで子どもが飛び込みます。

そしてもう一つでかつ最後の瀬を進みます。こちらもちょっと揺れるだけです。

その後国道の反対側に位置する洲で休憩です。お茶とミレーというスナックが振る舞われました。休憩中は泳いだり浮かんだり水切りや石積みに興じたり参加者が思い思いに過ごしています。

少し離れたところではカヌーツーリングのツアー参加者が大勢休憩していました。流れが緩やかなのでカヌーにはもってこいでしょう。

休憩後、再出発です。まずは4艇でちょっとした競争です。子どものいるボート2艇がハンデをもらいスタートしました。ここが一番体力を使ったところです。若者チームが手を抜いてくれたおかげか一番にゴールしました。

そして最後のイベント、岩からの飛び込みです。男性はおそらく全員、女性は二人が飛び込みました。長男は頭から飛び込み、喝采を得ました。

そこから200mくらい進んだところが終点です。ここでも記念撮影をして歩いてリバークルーズに戻ります。子どもはここでも水切りです。

歩いて戻っている際にガイドの一人が仁淀ブルーの写真を見せてくれました。ここで撮れますよと道路側の細い流れを指さして教えてくれました。ポイントはデジカメを水中モードにすることだそうです。そのアドバイスに従い撮影した写真がこれです。

傾き補正はしてますが撮って出しの色合いです。これが仁淀ブルーです。透明度が高いので魚も見えます。

リバークルーズに戻り、ウェットスーツを脱いで、写真をダウンロードするための合言葉と道の駅の入浴券をもらいツアー終了です。水着を身につけていたのでわざわざ着替えることなくそのままスパ(という名の風呂)に行けたのが良かったです。スパ併設は冷えた体を温めるにはもってこいです。

結論として、仁淀川のラフティングはホワイトウォーターの全くない、のんびりと自然と清流と水遊びを楽しむラフティングということになります。幼い子どものいるファミリー向けでしょう。激しさを求める人は避けましょう。それでも十分楽しめるツアーです。特にリバークルーズはガイドがフレンドリー&写真撮影&入浴券付きというのがいいですね。

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