去年の夏に購入して以来ちょくちょく使用しているTheta SCですが、先日YouTubeにアップロードした動画を見て愕然としました。あまりにも画質が悪すぎます。どれくらい酷いかというとこれくらいです。
最初設定を間違えたのかと思いました。スマホで見たときにはここまで酷くありませんでしたから。
気になって他の方がアップしている動画を見てみました。するとやっぱり画質が悪いです。
しかし、考えてみるとTheta SCの動画画質は1920×1080のフルHDです。つまり360度を1920pixelで記録しているわけです。ということは90度の画角で480pixel、120度の画角でも640pixelなわけです。
YouTubeの画角はきちんと測ったわけではありませんが90度くらいでしょか。となると480pとなるわけですから画質が悪いのは当然です。
YouTubeのサポートページ『360° 動画のアップロード』には次のような記載がありました。
解像度が 7168×3584~8192×4096 の 360 度動画(正距円筒図法、アスペクト比 2:1)をアップロードすることをおすすめします。
全然足りていません。上位機種のTheta Vでも4kの3840 x 1920ですから厳しいです。高画質を求めるなら8kでなければいけないようです。個人では手が届かない機材が必要になります。
360度動画をアップロードして楽しむにはまだ少し時間がかかるようですね。とりあえずはThetaの動画編集アプリで180度くらいに切り取った動画を見るのが関の山でしょうか。そう思い作成した動画がこれらになります。
こちらは進行方向に180度近くの画角にしたものです。
もう一つはスマホの縦画面用です。
こちらは270度くらいでしょうか。これならばずいぶん画質が上がったように見えます。
Theta SCの静止画が結構綺麗だったので、動画画質にはガッカリです。それでも価格以上に十分楽しめるガジェットです。まだ手にされていない方は購入をお勧めします。