アクティブノイズキャンセリングイヤホン比較 Xiaomi vs TaoTronics

比較的安価で購入できるXiaomiとTaoTronicsのアクティブ・ノイズキャンセリング・イヤホン2機種を比較してみました。

ブランド Xiaomi TaoTronics
形式 MI-AU35MBK(日本のみ?)
(JZEJ02JY)
TT-EP002
価格
(2019年9月amazon)
¥8,999 ¥ 4,999
( ¥ 500OFFクーポンあり)
再生周波数帯域 20~40,000Hz 15~22,000 Hz
ハイレゾ音源対応
インピーダンス 32Ω 16Ω
重量 28g 25g
ケーブル長さ 1.35m 1.2m
バッテリーライフ 12時間 15時間
充電時間(microUSB使用) 2時間 1時間
付属品 イヤーピースx3セット
ポーチ
説明書
イヤーピースx2セット
イヤーフックx1セット
MicroUSBケーブル
航空機用プラグアダプタ
ポーチ
説明書
【国内正規品】Xiaomi ハイレゾ音源対応 ノイズキャンセリング カナル型イヤホン(ブラック) 連続再生時間最長12時間 マイク内蔵 ポーチ付 MI-AU35MBK 1年保証付
シャオミー
【ANC】TaoTronics 有線イヤホン ノイズ キャンセリング (単独使用可) イヤホン MEMSマイク モニタリングモード付き カナル型 アルミ 製 多機能 ヘッドセット TT-EP002
TaoTronics

価格はXiaomiの方が2倍しますが、Aliexpressで購入すると同程度か少し安くなります。

 

イヤホン部分

左:Xiaomi、右: TaoTronics

TaoTronicsの方にはイヤーフックが付いています。その分ズレにくい、落ちにくい仕様になっています。個人的にはこちらの方が好みです。

 

イヤホンから本体まで

上:Xiaomi、下: TaoTronics

Xiaomiの方が若干長いです。途中にあるパーツはXiaomiがマイク、TaoTronicsがマイク兼リモコンです。

TaoTronicsのマイク兼リモコン

好みの問題かもしれませんが、このリモコンは位置、大きさともに使いにくかったです。基本、本体で操作していました。

 

本体部分

Xiaomiから見ていきます。

電源スイッチ、リモコン、充電端子が備わっています。

ノイズキャンセリングスイッチはローとハイがあります。とはいえハイしか使用していません。

このゴムを外すとMicroUSBの充電端子があります。

Xiaomiはクリップが付いていますので、胸ポケット等に引っ掛けることができて便利です。

次にTaoTronicsの製品を見ていきましょう。

左側のスライダーが電源(ノイズキャンセリング)スイッチです。右側のスイッチは押すとノイズキャンセリングが一時的にキャンセルされます。

MicroUSBの充電端子は下側にあります。

両者を並べてみます。

上:Xiaomi、下: TaoTronics

Xiaomiの方がコンパクトです。TaoTronicsのマイナス点になるのですが、大きな割にクリップが付いていないので耳だけで重量を支えると結構重みを感じます。非常に残念な点です。

 

本体からプラグまで

上:Xiaomi、下: TaoTronics

Xiaomiの方が長いです。プラグはXiaomiがL字型、TaoTronicsがストレート型です。素材も異なり、前者は編組線、後者はゴムです。

 

バッテリーライフ

この夏の旅行で使用したのですが、どちらも1時間使用後、3時間オフ、その後13時間のフライトで着陸1時間前にバッテリーが切れました。Xiaomiは公称(12時間)以上の使用ができましたが、TaoTronicsは公称15時間ですが購入後1年半経っていますので妥当なところでしょう。

 

音質

音質はアラフィフの自分にはあまり違いがわかりません。ただXiaomiと比べるとTaoTronicsの方が音が大きく聞こえます。ノイズキャンセリングをオンにすると一段と大きくなります。ですのでボリュームには気をつける必要があります。またノイズキャンセリングをオンにした場合、少しばかり音がこもって聞こえます。一方のXiaomiにはそのような症状はありません。

Xiaomiのイヤホンはハイレゾ音源対応です。今まで聞いたことがなかったので、今回試してみました。moraから無料サンプルであるハイレゾ音源の「VOICES」を数曲ダウンロードして聴き比べました。すると明らかに違いがわかりました。TaoTronicsと比べるとXiaomiの方が高音の伸びがあり、楽器それぞれの音の違いがはっきりと浮かび上がってきます。特に「VOICES Guitar ver. feat. Yuki」でよくわかりました。ただし、2つのイヤホンを交互に試してみてわかる違いです。飛行機内ではわからないでしょう。

 

ノイズキャンセリング

Xiaomiは音楽無しでノイズキャンセリングをオンにすると周囲の音がただ減少するだけですが、TaoTronicsは「サー」という音が聞こえてきた上で周囲の音が小さくなります。この「サー」という音は音楽を聞いているときにはさほど問題にはなりませんが、飛行機内で寝る時に周囲の音を消すためにスイッチを入れていると多少気になります。

ただどちらも人の声は聞こえてきます。特に子どもの声を拾う傾向にあります。TaoTronicsを飛行機内で使用中、中国人の子どもがはしゃいでいたのですが、エンジン音を低くしつつ子どもの声は拾うので、その声ばかり聞こえてきて嫌になりました。その時は仕方がないのでノイズキャンセリングをオフにしました。

 

結論

Xiaomi、TaoTronicsどちらも手頃な価格のアクティブノイズキャンセリングイヤホンとしては十分です。初めて使った際にはその効果に驚きました。ただ完全に騒音が聞こえなくなるわけではありません。お金をかければもっと効果を実感できるのかもしれませんが、そうそう使う人でなければこのレベルでも満足できるでしょう。

保証付きですぐに手に入れたいのであればTaoTronicsを、ハイレゾ音源も楽しみたいのであればXiaomiをお勧めします。

様々なリスク要因を考慮した上で、安くいいものを手に入れたいのであれば、AliexpressでXiaomiを購入するのがベストです。

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